韓国に、核非武装・永世中立国化を宣言してもらうべきだ
北朝鮮問題はずっと金正日政権が延命するだけになってしまう。核兵器も、結局放棄はしないだろう。
なぜ、こんな状況が続くのか。
日本国内には、北朝鮮の延命を助けてしまう中国・ロシアを問題視あるいは敵視する風潮が、苛立ちとともにある。
だが、事の本質は、朝鮮半島の地理的条件・地政学的問題にあるように思う。
1842年にアヘン戦争が終結した時点、四つの超大国が極東を巡って睨み合っていた。
海軍国イギリスと、中国・ロシア・米国である。
海軍力が劣る仏独は、イギリスと都合良く『仮想植民地』を分け合える状態にあったと見なした上で話を進める。
軍事力の弱体化が露呈しても、物的・人的資源が莫大にある清朝=中国が、李朝の朝鮮半島支配を支えていたのは確かだ。
その中で、日本が本来、強い危機感を持っていたのは、当然英露二カ国に対してである。
この二カ国のどちらかに朝鮮半島を抑えられてしまえば、自国の独立が危うくなる。
その危機感こそが、明治維新を起こした主な原動力でもあった。
国内の体制を整え国防力を強化できても、李氏朝鮮が弱い国防力のまま、半死半生の清朝という『虎』の威を借り続けていたのでは、日本人が枕を高くして眠れずにいた。
明治以後、欧米列強に倣って植民地主義を推し進めようとしたのも確かだが、なによりも当時の李朝の弱い国防力と、それを強化する意欲の乏しさ故に、日本国内で「朝鮮半島を日本が支配することは、日本のみならず朝鮮人民のためでもある」という建前論に説得力を持たせてしまったという点を軽視してはならないだろう。


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